水はデトックスにおける基本中の基本です。
というのも、発汗にせよ尿にせよ、デトックスを行う上で、老廃物や有害物質を排出させるのに必要なものは、全て体内の水分が関係しているからです。ある意味究極といえるデトックスが、水を用いたデトックス法です。
人間が一日の間に発汗などによって失う水分の量は、大体1.5リットル。大きなペットボトル分の水を、知らない間に消費しているのですね。
よって、この一日1.5リットルというのが、人間の水分補給の目安となります。
水分の補給を行なうのに、昔は当たり前のように水道水を用いていました。
今では、田舎であってもあまりじかに水道水を飲む事はありません。
というのも、水道水には塩素が含まれているので、あまり身体には良くありません。
まして、もし水道管がさび付いていたら、鉛などを摂取してしまう恐れがあります。
デトックスはこの鉛を除去する為の健康法でもあるのに、それを摂取していては元も子もありません。
よって、水道水ではなくミネラルウォーターを摂取するようにしましょう。
ミネラルウォーターは、2リットルであっても、それほど高い買い物ではありません。
デトックスを行う上で、お財布にも優しいのが水なのです。
デトックスは、いくつかの方法に分類することができます。
1. 岩盤浴やサウナのように、発刊作用によって毒素を体内から逃がすという方法。
2. 運動や断食のように、脂肪を燃焼させることで毒素を排出する方法。
3. サプリメントや医療薬品の摂取によって、科学的に毒素を除去する方法。
このような方法は、比較的デトックスをしっかり行なっている、という感覚のもとで行なわれるので、どこか治療をしている感覚になってしまいます。
無論、それは別におかしな事ではありません。
ただ、何か特別な事をしている意識だと、長続きしない可能性もあります。
そんな中、もっと身近な、日常的な感覚で行なえるデトックスもあります。
それは、お茶を飲む事です。
近年、お茶には様々なデトックス効果が期待できる事がわかってきました。
無論、お茶と人くくりにしても、その種類は様々で、デトックス効果も同様に様々です。
お茶というのは、日本人にとって最も身近な飲料水ですよね。
そんなお茶を摂取する事で、体内の毒素が抜けるデトックス効果が発揮されるのですから、こんな身近で簡単な健康法はありません。
お茶とデトックスの間には、切っても切れない関係があるのです。
デトックス効果を特に持っているお茶は、ローズヒップティーやジュニパーベリーティー、ダンデライオンティーでしょうか。
これらのお茶はあまりメジャーではないのですが、飲むだけで毒素除去の効果を体内に生んでくれます。
多くのお茶には利尿作用もあるので、排出がスムーズに行きます。
はるか昔から確立されているデトックスの方法、それが、断食です。古くから断食は、身体を清める為の一種の儀式のような感覚で行なわれてきました。
宗教的な様相の中で行われる事も少なくありません。
この断食には、先進的観念からの洗浄もあるのでしょうが、肉体的にも大きな洗浄効果があります。
断食する事で、体内の消化器官を休める事ができるのです。
消化器官は、毎日の食事を毎日消化し続けるので、嫌でも疲労します。
その消化器官が疲労によって働きが弱くなると、デトックス効果も半減します。
よって、消化器官の休息というのは、デトックスにも有効なのです。
また、断食によって摂取カロリーがほぼ皆無になる事も、デトックスに繋がります。
カロリーの摂取がなくなりと、人間の身体は体内の蓄積エネルギーを消費して、活動の力とします。
ですので、体内の脂肪を燃焼させようという動きが活発になるのです。
その結果、毒素も同時に燃焼されていきます。
昔の人は、恐らくこういった効果があるということを科学的根拠のないまま悟っていたのでしょう。
ですから、断食は身体に良いという、一見迷信とも思えるような思想をしっかり持ち続けていたのだと思います。
人間の身体は、時に理屈を越えます。
断食による体調の回復も、当初はそう思われていたのかもしれません。
しかし、実際には極めて論理的な方法だったのです。昔の人は、それを直感で理解していたのでしょう。
デトックスは、基本的には健康法であって、医療機関にまで足を突っ込むという事はありません。
とはいえ、中には医療としてのデトックスともあります。
デトックス、つまり体内の毒素を抜くという作業は、例えば寝たきりになっている人に対しても非常に重要な事です。
運動をできず、岩盤浴などにも入ることができず、他のデトックスの方法を試してもあまり効果が芳しくない場合は、医療面でのデトックスを試す事になるでしょう。
その医療面でのデトックスとは、キレーションです。
キレーションとは、キレート剤と呼ばれる薬剤を点滴や注射によって体内の静脈に取り込み、体内の有害物質が尿として出るように促す効果のあるキレート剤によって、デトックスが行なわれる、という仕組みの療法です。
キレート療法、キレーション療法とも呼ばれています。
キレート剤は、合成アミノ酸のエチレンジアミン四酢酸などが用いられています。
このキレート剤は金属等の有害物質と結合し、そのまま尿によって排出されていきます。
道連れにしてくれるわけです。
このキレーション、日本ではそれほどメジャーなデトックスという訳ではありません。
それには、そうなるのも無理がないという理由がいくつかあります。
まず、前述してある通り、基本的にデトックスは医療機関に足を運んで行うという概念が日本人にはないという事です。
言い換えれば、まだそこまでの危機感はないとも言えますし、家や近場での健康法として既に確立されているとも言えます。
キレーションは、デトックスを医療的な面で行う療法ですが、サプリメント摂取や岩盤浴、運動などで行う事ができるデトックスと比較し、日本ではあまり利用されていないようです。
その理由の一つは、やはり費用面での問題です。
キレーションはまだ全国の病院で確立されているものではありません。
よって、治療費は病院によってまちまちです。
また、点滴なのか、注射なのか、あるいは座薬なのかによっても変わってくるでしょう。
相場としては、大体5,000~20,000円といった感じです。
問題なのは、この一回では終わらない事です。
大体20回ほどキレート剤の投与が行なわれます。
よって、費用は相当な額に上ります。
キレーションが普及していない理由として他に挙げられるのは、その効果です。
キレーションを行なうと、有害物質だけではなく、ビタミンや優良ミネラルも一緒に結合し、排出されていきます。
ただ、そのままではとても療法とはいえないので、点滴や注射の際に、排出される分のビタミン、ミネラルを配合してから行う事になります。
とはいえ、その分の費用も治療費の中に入っていると考えると、何となく損した気分になってしまう人も多いでしょう。
更に、キレーションは腎臓に負担が掛かる療法でもあります。
尿として排出するので、どうしても腎臓には負担が行ってしまうのです。
よって、腎臓の弱い人にはお勧めできないデトックスです。
このように、キレーションはまだ日本ではしっかりと確立できていない療法ですが、状況によっては選択せざるを得ないのが実情です。
これから先、更にデトックスの重要性が説かれれば、改善していくかと思いますので、期待しましょう。
デトックスの方法として、岩盤浴と非常に似ている方法、ゲルマニウム温浴も紹介しましょう。
ゲルマニウム温浴とは、金属と非金属の中間の物質である半導体「ゲルマニウム」を使用して行なう入浴方法で、基本的には、このゲルマニウムを含む化合物を溶かしてあるお湯に、手足を浸します。
元々は20年以上前にブームとなった入浴方法ですが、一時期毒性のある無機ゲルマニウムを使用した食品を売っていた悪徳業者がいた事で、ゲルマニウム=悪い物というイメージが定着し、すっかり下火になっていました。
しかし、デトックス効果の高い入浴方法として近年はよく取り上げられるようになり、再びブームが訪れて、岩盤浴と並んでよく紹介されています。
今では、デトックスといえば、岩盤浴とこのゲルマニウム温浴がたびたび取り上げられます。
ゲルマニウムには、32度を越えるとマイナスイオンと遠赤外線を放出するという性質があります。
よって、原理としては、このゲルマニウムをお湯に溶かすことで、これらの成分が含まれたお湯になるということになりデトックス効果のあるお湯ができ上がるという事ですね。
これに加え、ゲルマニウムには酸素を大量に発生するという性質もあります。
酸素を体内に取り込む事は、毒素を追い出す上で非常に有効なので、これもデトックス効果の一つとして数えられます。